中学生に塾は必要か

塾と通信講座
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普段の予習、復習から高校入試対策まで。 塾講師、家庭教師の経験者が、塾に頼らないで成績を上げる勉強法を解説します。

勉強やり方が分からない、家庭学習が上手くいかない、塾に行っているのに成績が上がらない、高校入試の勉強法を知りたい中学生は是非読んで、勉強法の参考にしてみてください。

塾に行けば成績が上がるとは限らない

学習塾へ通っている中学生は多く、中学に入ったら塾に行かなければ勉強についていけない、受験に成功しないと考えている親御さん、生徒さんも多いようです。

学習塾は個別指導や集団塾など様々な形態があり、最近はインターネットの塾も増えています。

しかし、塾に行かなければ成績は上がらないのか?という質問に対する答えは「その子のやる気や適性による」としか言いようがありません。

市販の問題集や参考書は最近は優れたものが多く、インターネットでどこにいても購入できます。インターネットで学習も出来ますし、受験に関する情報も十分に得られます。

しかし塾に行った方が、勉強をやる気になったり、集中して最適な学習法を身につけられるというケースもあります。

漠然と塾に行かなくては・・・というだけでは、塾に行ったからと成果を上げることは出来ません。「塾で何をするか?」という目的を持って塾選びをしていく必要があるでしょう。

まずは塾というものを知る

まずは近所にどのような塾があるかを調べてください。

都市部では大手の学習塾、個人で昔からやっている塾、少人数の個別指導形式の塾、英語や数学など教科に特化した塾など種類も多く、どこに行けばいいか迷ってしまうかもしれません。

講師の質も様々です何十年も指導しているベテラン講師もいれば、大学に入学したばかりの学生講師が多い塾もあります。個別指導形式で講師の数が必要な塾の場合、指導歴が1、2年のアルバイト講師ばかりということもあります。

大手でも、教室によってレベルに差があったりしますので、まずは地元の教室の評判を聞いてみる必要があるでしょう。

また、高校入試は都道府県によって違いが大きいので、塾が受験情報に精通しているかどうかも見極めなければなりません。(他県から来たばかりの社員が塾長、室長をやっているとう塾も現実にあります。)

塾に通う方がしっかり選別しなければ、良い塾に当たることが出来ないので、中学生の塾選びは実はかなり難しいと思います。体験入学をする前にいろいろな塾を見学してみることをおすすめします。

塾での学習が本当に向いているかを考えてみる

勉強に対する意欲があり、自分でしっかり勉強出来るタイプの生徒さんであれば、どんな塾でもしっかり予習復習をして、成績も飛躍的に伸びるということもあります。このようなタイプは自宅で参考書や問題集を揃えていれば、しっかり学習出来るでしょう。また通信講座やインターネットの塾でもしっかり勉強することは出来ます。
ただ、自宅だと集中出来なく、塾に行きたいという意欲があれば塾通いをおすすめします。何カ所か体験授業を受けて、自分に合った塾を選んでください。

自宅で勉強する習慣がついていない、部活が忙しく勉強しなくなった、学年が上がって成績が落ちているなど、切羽詰まった状態での塾選びは実は難しいと思います。

中学生の場合、塾で勉強するきっかけやペースがつかめれば、成功する可能性が高いですが、塾に行っても授業中寝ている、集中しない、宿題をやらない状態になってしまうと、通っても ほとんど効果はありません。  また、家に帰って疲れて勉強しないのに、夜塾に通ってさらに疲れてしまっては学校の授業に集中出来なくなってしまうこともあります。

今の生活パターンで塾に通って本当に効果があるのかを、よく考えてみることも大切です。

塾に通う目的は何かを考える

とにかく成績を上げたい場合

まずは、テストなどを見直して、 どうすれば成績を上げることが出来るのか考えてみましょう。 

ちゃんとテスト前に復習していれば、点数は上がるか?根本的に教科書や授業の内容はよく分からなくなっていないか? 見直して特に分からないところはないけれど、ミスが多かったりしないか?など

普段のテスト対策重視してくれる、基本からしっかり教えてくれる、自習室があって勉強時間を増やせるなど成績を上げるために必要なカリキュラムがある塾を選ぶようにしましょう。

教科書の基本内容からつまずいている場合は、塾選びはより慎重にしなければなりません。カリキュラムから外れて場合によっては小学校の復習から必要になるケースもあります。この場合はしっかりとした個別指導をしている塾を探さなければならないでしょう。

高校受験対策をしたい場合

また、高校受験の対策の場合は、志望校のレベルに合ったカリキュラムになっているか。苦手な部分の対策をしっかり出来るか。適切な受験指導が出来る講師がいるかなど、しっかり判断して塾に入る必要があります。

また、入試問題が難しい私立や独自問題を作っている公立高校を目指している場合は、目指したレベルに合ったカリキュラムを組んでいる塾を選ばなければなりません。

近所に適当な塾がない場合は、通信講座やインターネット学習をした方が、レベルの高い授業を受けられることもありますので、資料を請求して比較してみることをおすすめします。

高校受験対策におすすめの通信講座

【中学生のためのZ会の通信教育】
iPadを使った学習や映像授業もあり、自宅でレベルの高い学習が出来ます。

スタディサプリ中学講座
パソコンやスマートフォンで学習出来るので、やる気が出やすい。学年をさかのぼっての復習も簡単なので、高校入試対策にもおすすめです。

◆スマイルゼミ◆中学生向け通信教育
 専用タブレットで学習します。定期テスト対策や入試対策も充実。

勉強する姿勢が出来てないと塾通いしても無駄になるだけ

どちらにしろ、しっかり勉強するという基本的な姿勢が出来ていない段階では、塾に通っても効果はありません。逆に勉強が好きで自分でやる気さえあれば市販の問題集や通信講座だけでも難関校に合格することは、さほど難しくありません。

 塾が必要かどうかは、自分の適性や生活習慣、性格などを総合的に考えて判断しなければなりません。

塾に通うことがプラスになるケースも多いですが、マイナスになってしまう例も現実にあります。近所にあるから、受験が不安だから、友達が行くからなど、安易な気持ちで塾に行かないで、塾に行く意味をもう一度よく考えてから塾選びをすることが大切です。

おすすめ

塾に通う前に読んでおきたい本を紹介します。
成績を上げるコツが分かりやすく書かれています。

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