学習の能率を上げるのには集中力が必要となります。問題を解いている時にその問題に集中出来ないで、他のことを考えてしまったりすると、どうしても時間がかかってしまいます。小学校低学年のうちは、1つのことに集中出来る時間が限られるのは当たり前なので、粘り強く少しずつこなしていくしかありません。
集中力を続けさせるために、次のことを試してみましょう。
(1)タイマーを使う
1時間勉強すると決めただけでは、だらだらやって少ししか問題をやっていないとうことになります。計算や漢字なら1ページ5分、文章題なら1問3分など、細かく時間を区切ってタイマーをセットしてみてください。短時間の集中を繰り返す練習が大切です。
(2)集中出来る環境を作る
自分の部屋で勉強していても、つい漫画を読んだり居眠りしてしまって勉強に集中出来ないことも多いと思います。図書館や自習室を使う、リビングなどに勉強スペースを作る(テレビが遠い場所に小さな机を置くなど)勉強だけに集中出来るような環境にする工夫をしてみましょう。
また、教材は整理整頓して、すぐ取り出せるようにする習慣も大切です。
(3)勉強する教科を変えてみる
予定表を作らせると、2時間算数、2時間社会などという勉強計画を立ててしまうと、2時間同じ教科の勉強を続けると飽きてしまうことの方が多いと思います。30分から1時間くらいで区切って、勉強する教科を変えてみてください。勉強が理解出来て楽しくなれば、同じ教科を何時間続けても構いませんが、受験に備えてバランス良く勉強できているか確認しましょう。
(4)国語力がないと集中出来ない
問題文を読んで何を問われているかすぐ理解出来ない、言葉の意味が分からないなど基本的な国語力がないと、問題を解くのに時間がかかったり、誰かに説明されても話半分に聞いてしまうことになります。
こういう場合は、書いてあることや聞いたことをしっかり理解して、覚えるようにする習慣が必要です。どの教科でも家で勉強していて分かりづらい文章がある場合は、声に出して読んでみるようにしてみましょう。音読することで集中が持続することが多くなります。
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