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中学生の理科の勉強法:基礎から応用まで着実に力をつける方法

中学理科は学習内容が幅広く、日頃からしっかり取り組んでおかないと、テスト前や入試の時期になって慌てることになってしまいます。

近年の入試では、単なる用語の暗記だけでなく、記述問題や計算問題、図やグラフを用いて説明する問題が増えています。そのため、直前の詰め込み学習だけでは高得点を取ることは難しくなっています。

また、中学生のうちに理科の基礎をしっかり身につけておくと、高校に進学してからどの科目を選んでも理解しやすくなります。

この記事では、理科が得意な生徒さんも苦手な生徒さんも、着実に力をつけられる学習方法をご紹介します。週に何日かは理科の学習時間を確保する習慣をつけていきましょう。

教科書を使った学習の進め方

どの学年でも教科書をしっかり読むことが基本

理科学習の土台は、教科書をていねいに読むことから始まります。このとき、ただ文字を追うのではなく、「どんなことが起きるのか」「なぜそうなるのか」を考えながら読むことが大切です。

教科書の効果的な読み方

例として「雲のでき方」を学習する場合を考えてみましょう。

  1. 教科書にある図をじっくり見ながら、説明文を読みます
  2. 内容が理解できたら、自分の言葉で声に出して説明してみましょう
  3. ノートに図を書き写し、その横に自分なりの説明を書き加えます

声に出して説明する練習をすると、内容が頭に残りやすくなります。家族や友達に説明してみるのも良い方法です。

図やグラフは、教科書のものを参考にしながら自分で書いてみることで、より深く理解できます。

下のページの雲のでき方の図を参考にしてみてください

雲のでき方
雲のでき方の問題です。実験の問題や実際の雲のでき方を図で説明する問題がよく出題されます。記述問題がよく出題されるので、漠然と語句の暗記をするだけでは確実に点数はとれません。雲のでき方水蒸気を含む空気のかたまりは上昇気流によって上空に運ばれる...

教科書が難しく感じる場合の対処法

教科書を読んでも内容が分かりにくいと感じる場合は、学習漫画や解説動画など、より分かりやすい教材を活用することをおすすめします。

最近では、動画サイトで詳しい解説動画を見つけることができます。視覚的に学べる動画は、複雑な現象や実験の様子を理解するのに役立ちます。

理科の学習ができる動画の例

中学理科学習あにめ!
中学理科の「まとめノートが動いてる」みたいな学習動画です。ゆるっと学べるよ。各学年の項目よりご参照ください。

より本格的に学習したい場合は、有料の映像授業サービスなどを利用するのも一つの方法です。

映像授業で学べる通信講座

問題演習で理解を深める

問題演習が不足すると理科が苦手になる

数学などに比べると、理科は問題を解く機会が少ないため、基本的な演習が不足して苦手になってしまう生徒さんが多いようです。

学校で理科の問題集が配られていない場合は、市販の問題集を一冊用意することをおすすめします。

問題集の選び方と使い方

問題集を選ぶときは、次のような点に注意しましょう。

計算が苦手な場合は、理科の計算問題に特化した問題集を使ってみるのも良いでしょう。もし小数や比の計算など、小学校で学んだ内容でつまずいている場合は、そこからしっかり復習することが大切です。

理科の計算に特化した問題集

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無理なく学習を進めるコツ

あまり難しい問題ばかりに挑戦すると、学習が先に進まなくなることがあります。まずは基本的な内容を確実にできるようにしましょう。

理科は学習範囲が広いので、受験生の場合、一度にすべての分野を完璧にしようとすると、かえって身につきにくくなります。基本的な問題や得意な分野で確実に得点できるようにしてから、少しずつ応用問題にも取り組んでいきましょう。

おすすめの学習段階

  1. 普段の学習や定期テスト対策:基礎・標準レベルの問題集を使用
  2. 実力を伸ばす段階:やや難しい問題にも挑戦
  3. 高校入試対策:入試レベルの問題集で総仕上げ

問題集は、紹介リンクなどを参考に、自分のレベルに合ったものを選んでください。

用語の暗記と定着のコツ

楽しく学ぶだけでなく、しっかり覚えることも必要

理科を楽しみながら学習することは大切ですが、テストで点数を取るためには、用語や重要事項をしっかり覚えることが欠かせません。

定期テスト前には、自分で暗記カードを作ったり、暗記用の教材を使って学習しましょう。

暗記を効率的に進める方法

最近は、携帯電話の学習用ソフトなど、空き時間に手軽に暗記できるツールも多くあります。通学時間や休み時間などを上手に活用してください。

一問一答形式の教材や、携帯電話用の理科学習ツールは、短い時間でも取り組めるので便利です。

暗記におすすめ

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漢字で書く練習も忘れずに

理科では普段使わない難しい用語も多く出てきます。定期テストでは、用語を漢字で正確に書くことを求められる場合もあります。

文字でしっかり書く練習もしていくことが大切です。

ノートに繰り返し書いたり、小テストを自分で作って練習したりすることで、確実に身につけることができます。

学習習慣を身につけるために

理科の力を着実に伸ばすには、週に数回でも良いので、継続して学習する習慣をつけることが大切です。

このように、自分に合った学習のリズムを作っていきましょう。

特に1年生のうちから学習習慣を身につけておくと、2年生、3年生と学年が上がっても無理なく学習を続けられます。

まとめ

中学理科の勉強法のポイントは、次の3つです。

  1. 教科書をしっかり読んで、内容を理解する
  2. 問題演習を通して、理解を確実なものにする
  3. 用語を正確に覚え、文字で書けるようにする

これらの学習方法を参考に、自分に合った理科の学習スタイルを見つけてください。基礎をしっかり固めることで、高校入試でも自信を持って問題に取り組めるようになります。 

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