教科書を和訳するだけでは英語力はつかない
学校の英語の学習で気になるのは、教科書の英文を日本語に訳しただけで内容を理解した気になっている生徒さんが多いことです。
確かに日本語で内容を覚えていて、基本的な単語を書けるようにし、重要な文法や構文を覚えていれば定期テストである程度点数を取ることはできます。しかし、この勉強法では英語力が確実につくとは言えません。
定期テストでは点数が良くても、実力テストなどで初めて見る英文が読めなかったり、入試問題になるとできないというケースはよくあります。問題集を増やせばいいという話でもありません。普段の教科書の学習のやり方を変えることが、本当の英語力をつける近道です。
教科書の英文を必ず音読する
小学校の国語の授業で音読をすることが多くありませんでしたか。声に出して読むことは語学学習の基本です。単語を一つひとつ読めても英語は話せません。一つの文をすらすら読めるように、音読の練習を続けましょう。
英語の勉強を始める前に1回以上音読することをおすすめします。
教科書の音声データがある場合は、まず音声を聞いてから繰り返して読む練習(リピーティング)や、音声に合わせて一緒に声を出す練習(シャドーイング)をしてみてください。音声と同じスピードで読めるようになることを目標にして、くり返し練習しましょう。お使いの教科書の出版社のホームページで音声データが公開されていないか確認してみてください。スマートフォンやタブレットでも再生できますので、音読できないときは聞くだけでも習慣にしてみましょう。
シャドーイングとリピーティングの練習方法についてはこちらを参考にしてみてください。
英文を日本語に頼らず覚える
単語の書き取りや文法問題の練習も大切ですが、それより先に教科書に載っている英文をそのまま覚えるようにしてみましょう。和訳を覚えるのではなく、英文を英文のまま頭に入れることが大切です。
1ページずつでよいので、何も見ないで英文を声に出せるようにします。会話文であれば、自分がどちらかの人物になりきって話す練習をすると、表現が自然に身につきます。
例)ジョンとカズキの会話なら、カズキの部分だけを隠して英語で話せるようにする。
英文を声に出せるようになったら、書き取りの練習もしましょう。スペル・コンマ・ピリオドまで正確に書けるようになるまで練習してください。
音声データがある場合は、音声を聞きながら1文ずつ英語に直す練習もおすすめです。リスニング力も同時に鍛えられます。高校入試・大学入試ではリスニングの配点が高くなっており、リスニング対策は重要です。
和訳が手元にある場合は、日本語を見て英語で書けるようにしておくと、定期テスト対策もほぼ完璧になります。
教科書と併用のワークブックも活用する
学校で配られるワークブックには、重要な構文が多く含まれています。ワークブックの英文も同じように覚えようとすることで、英文の構造がつかみやすくなり、文法力も上がっていきます。
余裕があれば他の問題集にも取り組む
ここまでの学習をしっかり続けて余裕が出てきたら、他の英語問題集にも取り組んでみましょう。教科書の英文が頭に入っていると、初めて見る英文にも対応する力がついてきます。
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まとめ
中学英語の力をつけるには、教科書を和訳するだけの学習から抜け出すことが大切です。音読を毎日の習慣にして、英文を英語のまま覚えていくことで、定期テストだけでなく実力テストや入試にも通用する英語力が育っていきます。まずは教科書1ページの音読と暗記から始めてみましょう。
