休みは長期間に見えますが、実際には驚くほど早く過ぎてしまいます。学校の宿題、自由研究、復習、さらに塾の課題や受験勉強まで考えると、やるべきことが山積みになってしまいがちです。
「あれもこれもやろう」と詰め込みすぎた計画を立てても、予定通りに進まずかえってやる気を失い、気がついたら夏休みが終わりそうになってしまうことも少なくありません。
そこで重要なのが、計画を立てる前に「確実にやること」を明確に決めることです。
やることを全て書き出してみよう
まず最初に、夏休み中に取り組みたいことを全て書き出してみましょう。
学校から配られる宿題や課題表がある場合は、それを教科別に整理して書き出します。自由研究や作文、読書感想文の課題も忘れずに記載しましょう。
また、夏休みに取り組みたい問題集や通信教育の課題も書き出してください。塾に通っている生徒さんは、テキスト名も具体的に記載しておきましょう。
この段階では、全て完了できるかどうかは考える必要ありません。やりたいことは全て書き出すことが大切です。
夏休みやることリストのテンプレートに書き出してみましょう。
→夏休みやることリストのダウンロードはこちら
提出義務のある宿題を教科別に整理する
校の夏休みの宿題を最初に整理しましょう。教科別にまとめて記載することをおすすめします。学校でプリントが配られる場合も、一度自分で全て書き出してみてください。内容が不明確な部分がないか確認できます。
一覧表に書き出したら、各宿題を完了させる日数と時間の目標を記載しておきましょう。
例)数学の問題集 1日1時間で14日で完了
完了予定日数を記載しておくことで、後の計画作成が格段に楽になります。
自由研究・作文・読書感想文の所要時間を計算する
自由研究の課題がある場合は、必要時間も書き出してください。日数をかけた観察を行う場合は、観察期間とまとめに必要な時間や日数を具体的に記載しておきましょう。
塾や部活で忙しく短期間で仕上げたい場合は、「1日目実験(3時間)、レポート作成時間5時間」など、具体的な時間配分で目標を設定しておきましょう。
読書感想文の場合は、本を読む時間と感想文を書く時間の両方が必要です。何日で何冊の本を読むか、感想文の構成を考える時間、実際に書く時間など、段階別に所要時間を書き出してみてください。
自主学習で取り組む教材を決める
学校の宿題以外に自主学習で使用する問題集を決めておきましょう。塾に通っていない、通信講座を受講していない場合は、市販の教材や問題集にも挑戦してみてください。購入済みで未着手のものを活用しても構いません。
ただし、夏休み中に大量の課題はこなせません。得意教科は応用レベル中心、苦手教科は基本問題中心にするなど、重点的に取り組む部分を明確にして書き出しておいてください。
市販の問題集の中で夏休みに取り組めそうな部分を選んで、付箋で印をつけてみましょう。
塾の課題や通信講座の内容を整理する
塾の夏期講習に参加する場合は、事前にどの程度の宿題が出るかを確認しておきましょう。特に宿題がない場合も、塾で学習した内容は毎日復習する時間を作るようにしてください。塾に通う日は宿題や復習が中心になるよう、やることを決めておきましょう。
通信講座やインターネット講座を受講している場合は、夏休み用の内容が組まれていますので、1日何時間、何日で完了できそうか見通しを立てて、やることリストに記載してみましょう。
また、夏休み前に未完了の課題に取り組むことも重要です。どの程度の量が残っているのか確認するために、一度全て書き出してみることが大切です。
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夏休みに必ず覚えなければならないことを決めておく
まとまった時間を活用して知識を定着させるのに、夏休みは重要な期間となります。最低限これだけは覚えることを決めておきましょう。
学習した英単語をすべて覚える、不規則動詞を完璧にする、地理の重要事項を完璧にする、理科の生物分野を完璧に覚えるなど、自分が覚えやすい分野から完璧に身につけるようにしてください。
短期間で覚えるための工夫が施された暗記教材もいろいろありますので、まずは1つの分野から始めてみましょう。
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優先順位をつけて計画を立てやすくする
書き出したやることリストや問題集などをもう一度見直して、優先順位をつけていきましょう。
学校に提出しなければならないものは、優先順位が高くなります。また、夏休み明けに問題集からテストがある場合は、その部分はテスト前に復習できるようにすることが必要となります。優先順位を高くしておきましょう。
同じ問題集の中でも、先に学習しておきたい部分を決めておきましょう。学習したけれど忘れている部分、苦手でしっかり復習したい部分から先に学習するようにすることも大切です。
優先順位が高いものから順番に計画表に記載していけば、夏休みの全体計画が立てやすくなります。