サイトアイコン 中学生の勉強法ガイド

中1英語「三人称単数現在のs」の練習の仕方|主語が混ざった問題で確かめる

 中1英語で習う「三人称単数現在のs(三単現のs)」のテストで、意味は分かっているはずなのに、動詞にsを付け忘れて点を落としてしまう生徒さんは少なくありません。三人称単数現在のsは、1学期の英語が得意だった生徒さんでもつまずきやすい単元です。この記事では、生徒さんがどこで間違えやすいかを確かめながら、主語を見て動詞の形を決めるための練習の仕方を説明します。

三人称単数現在のsでつまずく理由は日本語との違いにある

 生徒さんが普段使っている日本語では、主語が変わっても動詞の形は変わりません。「私はテニスをする」と「ケンはテニスをする」では、どちらも「する」のままです。そのため、日本語に慣れている生徒さんは、英文を書くときも主語を確かめずに動詞を書いてしまいがちです。

 ところが英語では、主語によって動詞の形が変わります。I play tennis. の主語を Ken に変えると、play は plays になります。また、1学期に習った一般動詞の文は主語が I や you の文が中心だったので、「動詞は形を変えずに書く」というくせがついていることも多いでしょう。

 動詞にsを付け忘れないためには、英文を書く前に、まず主語を見て動詞の形を決める習慣をつけましょう。

三人称の意味は「私・あなた・それ以外」で考える

 「三人称」という言葉がよく分からない生徒さんは、自分が友達と話している場面を思い浮かべてみてください。

 話している自分が「一人称」の I で、話し相手の友達が「二人称」の you です。そして、自分と友達以外の人や物は、すべて「三人称」になります。he や she だけでなく、my mother や this dog も三人称です。テストでは、Emi のように人の名前が主語の文でsを付け忘れる生徒さんが多いので、人の名前も三人称だと覚えておきましょう。

主語が「1人・1つ」かどうかも確かめる

 三人称単数現在のsが付くのは、主語が三人称で、しかも1人の人か1つの物を表す「単数」のときだけです。my brothers や they のように主語が2人以上のときは、動詞にsを付けません。

 特に気をつけたいのは、My sister and her friend のように、2人の人が and でつながっている主語です。この主語の my sister だけを見て、動詞にsを付けてしまう生徒さんが少なくありません。問題を解くときは、主語に線を引いて、主語全体で何人になるかを数えてから動詞を書くようにしてください。

sとesの付け方は動詞を覚えるときに一緒に覚える

 三人称単数現在の動詞には、like のようにsだけを付ける動詞のほかに、go や watch のようにesを付ける動詞や、study のようにyをiに変えてesを付ける動詞があります。have は has という形になります。テストで go を gos、study を studys と書いてしまった経験がある生徒さんもいるのではないでしょうか。

 sとesの付け方の決まりを表で覚えただけでは、英作文のときにすぐには思い出せません。新しい動詞を覚えるときは、study と studies のように元の形とsが付いた形をノートに並べて書き、2つの形をセットで覚えるようにしましょう。

疑問文と否定文は「sがdoesに移る」と考える

 三人称単数現在の文を疑問文にするときは Does を文の最初に置き、否定文にするときは動詞の前に doesn’t を置きます。このとき、動詞は元の形に戻します。Ken likes music. を疑問文にすると Does Ken like music? に、否定文にすると Ken doesn’t like music. になります。

 生徒さんが一番間違えやすいのは、Does Ken likes music? のように、does と動詞のsを両方書いてしまうことです。動詞に付いていたsが does に移ったと考えると、動詞にsを付けない理由が分かりやすくなります。また、He likes dogs. を否定文にするときに dogs のsまで取ってしまう生徒さんもいますが、dogs のsは犬が2匹以上いることを表すsなので、そのまま残します。

 Is he play tennis? のように、be動詞と一般動詞を一緒に使ってしまう間違いにも気をつけましょう。英語の先生向けの研究資料でも、中1の生徒は be動詞の文と一般動詞の文の作り方を混同しやすいことが取り上げられています(ベネッセ教育総合研究所 ARCLE研究ノート)。疑問文と否定文を練習するときは、1つの英文をふつうの文、疑問文、否定文の3つに書き換えて並べてみてください。3つの文を見比べると、動詞の形がどう変わるかを自分の目で確かめられます。

主語が三人称単数ではない文と混ぜて練習する

 三単現の問題ばかりを続けて解いていると、どの問題でも動詞にsを付ければ正解になってしまいます。ところが、定期テストでは I や they が主語の文と混ざって出題されるので、練習では解けていたのにテストで間違える生徒さんが少なくありません。

 sの付け方や疑問文・否定文の作り方を確かめたら、主語が I や they の文と三人称単数の文が混ざった問題で練習しましょう。問題を間違えたときは、答えを直すだけでなく、その文の主語が何だったかをもう一度確かめてください。生徒さんの間違いの多くは、動詞の形ではなく、主語の見落としが原因になっています。

 三人称単数現在のsの練習には、一般動詞2(三人称単数)の練習問題プリントを使ってみてください。まず基本問題でsとesの付け方を確かめてから、疑問文・否定文のプリントに進み、最後に並べ替えや英作文の応用問題に取り組みましょう。一般動詞の文そのものに自信がない生徒さんは、一般動詞1のプリントから復習しておくと安心です。

一般動詞2(三人称単数)
一般動詞の三人称単数の使い方、sのつけ方、疑問文・否定文の作り方の問題です。基本事項三人称単数とはI, you 以外の「1人の人」や「1つのもの」を三人称単数といいます。三人称単数になる主語例代名詞he, she, it人の名前(1人)Ke…

まとめ

 動詞にsを付け忘れてしまうのは、英文を書くときに主語を確かめないまま動詞を書いてしまうことが原因です。まずは「私・あなた・それ以外」で三人称の意味を理解し、主語が1人・1つかどうかを確かめる習慣をつけましょう。動詞はsが付いた形とセットで覚え、疑問文と否定文では does にsが移ると考えて動詞を元の形に戻します。

 、三人称単数ではない文と混ぜた問題で練習を重ねていけば、テストでも主語を見て正しい動詞の形を選べるようになります。

モバイルバージョンを終了