志望校選びは、生徒さんの人生を左右する大切な決断です。偏差値だけで決めたり、塾や学校の先生の意見だけを聞いて決めてしまうと、入学後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することがあります。併願校の選び方も含めて、慎重に考えていきましょう。
第一志望は最後まで諦めない
現在の偏差値が志望校の合格ラインに届いていなくても、秋以降の追い込みで逆転合格することは珍しくありません。志望校のランクを早めに下げてしまうと、勉強への意欲が下がってしまいます。できるだけ第一志望は諦めずに、最後まで目標として持ち続けてください。
公立高校受験の場合、多くの都道府県では出願後に倍率を確認してから、志願先変更ができる制度があります。どうしても厳しい場合は、その段階で判断することもできます。最後まで諦めずに勉強を続けましょう。
内申点が足りない生徒さんは、これから受ける模擬試験や過去問演習で、当日の試験で内申点をカバーできるだけの得点力をつけることを目指してください。
1月は最終確認の時期:もう一度行きたい学校を考える
1月に入ると、私立高校の入試が始まり、公立高校の出願も近づいてきます。この時期に焦って「とにかく受かりそうな学校を」と考えてしまうと、入学後にやる気をなくしてしまうことがあります。
次のポイントをチェックして、もう一度自分が本当に行きたい高校はどこなのか、よく考えてみてください。その上で、自分の成績で合格の可能性がある学校を選びましょう。
志望校選びのチェックポイント
1. 学習スタイルは自分に合っているか
- 大学受験に向けて勉強中心の環境か
- 部活動や学校行事に力を入れている学校か
- 課題の量や授業の進度は自分についていけそうか
2. 学校の規模と指導方法
- 大規模な学校で多様な仲間と過ごしたいか
- 少人数で一人ひとりに丁寧な指導をしてくれる学校がいいか
3. 通学の負担は大丈夫か
電車やバス通学になる場合は、実際に学校まで行ってみることをお勧めします。距離よりも、乗り換えの回数や駅から学校までの近さで、通いやすさは大きく変わります。毎日の通学を3年間続けられるか、想像してみてください。
4. 進学実績と進路指導
- 大学進学を目指す進学校か
- 大学附属校で内部進学中心か
- 半進学・半附属のタイプか
附属校の場合は、内部進学できる学部や人数、外部受験する生徒の割合なども確認しておきましょう。
5. 男女共学か別学か
生徒さん本人の希望と、保護者の方の考えも合わせて検討してください。
6. 学校の周辺環境
学校の周りの環境や、通学路の安全性も大切なポイントです。
少しでも気になる学校があったら、学校説明会や個別相談会に参加してみてください。複数の学校を比較する一覧表を作って、それぞれの良い点・気になる点を書き出してみると、受験校が絞れてきます。
1月の今、最終確認すべきこと
過去問の出題傾向を再確認
私立高校や一部の公立高校では、学校ごとに問題の傾向が大きく異なります。3教科受験か5教科受験かでも、得意・不得意によって受けやすさが変わってきます。
1月の時点で過去問を最低でも3年分は解いて、自分の得点力と合格最低点との差を確認しておきましょう。GIGAスクール端末を持っている生徒さんは、各校のホームページで過去の入試問題を公開している場合もあるので、チェックしてみてください。
志望校選びの参考になるサイト
偏差値・口コミ情報から全国の高校を探すことができます。

推薦入試・特色選抜の最終確認
推薦入試や特色選抜を希望する場合は、出願に必要な成績、作文や面接の有無などを、もう一度確認してください。出願書類の準備や面接練習は、担任の先生に早めに相談しましょう。
スマートフォンのタイマー機能を使って、作文を時間内に書き上げる練習をしておくことも大切です。
併願校の最終決定
私立高校を併願する場合は、1月中に確約や相談の結果を踏まえて、受験校を最終決定する時期です。
- 第一志望校が公立なら、確実に合格できる私立を押さえているか
- 私立が第一志望なら、チャレンジ校と安全校のバランスは取れているか
入試日程が重ならないように、しっかり確認してください。
最後に
志望校選びで迷ったときは、「この学校で3年間、楽しく過ごせるだろうか」「自分の将来の目標に近づけるだろうか」と自問してみてください。
親御さんや先生の意見も大切ですが、最終的に3年間通うのは生徒さん自身です。自分の気持ちを大切にして、納得できる学校選びをしてください。
受験直前の1月は不安も大きくなる時期ですが、これまで頑張ってきた自分を信じて、最後まで諦めずに取り組んでいきましょう。
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