定期テストの勉強法は教科によって異なります。この記事では各教科の効果的な学習方法を紹介しますので、自分に合った勉強法を見つけてください。
定期テストは学校や先生によって出題傾向が変わります。普段の授業をしっかり聞き、小テストを見直して、どのような問題が出題されそうか考えておきましょう。
数学の学習法
教科書、問題集、配布されたプリントや小テストの問題を確実に解けるようにします。問題演習が中心になりますが、解き方が分からないところは教科書などでしっかり確認しましょう。
基本的な定期テスト学習法
確実に解ける問題と、よく分からない・時間がかかりそうな問題を事前に分けておきます。
解ける計算問題や小問から学習する
時間を計って、ミスをしないように解く練習をしましょう。テストで点数を取るためには、確実に解ける問題でミスをしないことが大切です。
分かっているつもりでも解けなかった問題は、教科書で解き方をしっかり確認してください。
あまり理解していない問題、応用問題に取り組む
テスト前までに一通り学習できるように計画を立てて取り組みましょう。
- 教科書、ノートを見直して要点を確認しながら例題を解く(数学が得意な場合や自信があるところは飛ばしても構いません)
- 教科書や問題集の練習問題を解く
- 間違えたところはもう一度やり直す
学習のポイント
- 数学が苦手な生徒さんは難しい問題に手を付けず基本問題や計算問題で確実に点数を取るようにしましょう。
- テスト範囲が広く、すべてやりきる自信がない場合は優先順位をつけて勉強しましょう。解ける問題を増やすことが大切です。
- よく間違えるところはチェックして、テスト直前に確認しておきましょう。また公式は問題を解く中で覚えるようにしてください。
英語の学習法
基本的な定期テストの学習法
定期テストの英語の学習は教科書の英文が理解できていることが基本です。応用問題が出されることもありますので、範囲や内容をしっかり確認しておきましょう。
教科書の内容をしっかり確認する
- 教科書の本文を音読する(読み方が分からないところがないようにしましょう。本文を覚えるくらい読み込んでください。)
- 本文を読んで意味が分からない所がないようにする。和訳をノートで確認しておきましょう。
- 単語や重要な例文をしっかり覚えるようにしましょ。
- 文法などの練習問題をやる。教科書に掲載されている問題も解いておきましょう。
テスト直前は単語や例文を覚えることに集中する
単語のつづりや例文はしっかり覚えて、確実に書けるように練習してください。
学習のポイント
定期テストの英語は、教科書の英文を全部覚えるくらいの気持ちで、読み込むようにしましょう。英語の勉強なので英語を覚えることが大切です。日本語の和訳を覚えて勉強した気にならないでください。*
教科書以外の問題集やプリントなどからも問題が出題されることも多いです。範囲表をしっかり確認して、計画的に学習できるようにしていきましょう。
国語の学習法
基本的な定期テストの学習法
教科書の本文をしっかり確認し、授業のノートに書かれていることを理解し覚えていくことが大切です。
教科書の学習の仕方
- 本文を音読する。このとき読めない漢字や意味の分からない言葉や表現がないかチェックしてください。古文の学習も音読が基本です。
- ノートを見直して、重要な点を確認しましょう。
- 漢字、語句などをしっかり覚えるようにしましょう。
- 余裕があったら教科書準拠の問題集でテスト対策の問題に取り組んでください。
学習のポイント
国語は授業で説明されたことが問題に出題されやすいので、ノートに書いてあることをしっかり理解するようにしましょう。また、教科書の本文も音読して、意味の分からない所がないようにしておいてください。
漢字や語句の意味は確実に点数が取れるので、直前までしっかり覚えましょう。
理科の学習法
基本的な定期テスト学習法
基本事項の確認に加えて、観察や実験のやり方の確認、計算問題が出る場合はしっかり問題演習をしましょう。
基本的な勉強法
- 教科書、ノートを読んで内容を見直す(このとき実験、観察のやり方もしっかり見直してください)。
- 重要な所をチェックしておく。意味の分からないところがないようにする。
- 重要な語句などをまとめておく。
- 問題集をやって確認する。理科は計算問題や複雑な問題が多いわりには問題演習が不足しがちになりますので、市販の問題集などを利用することをお勧めします。
- 間違えた問題をやり直してみましょう。
- 直前は穴埋め問題などで覚えることがおすすめです。計算がある場合はやり方を確認しておきましょう。
学習のポイント
テスト前に教科書や資料集にある図や実験のやり方を確認するようにしてください。
理科は問題練習が不足しているので、市販の問題集でテスト対策をしてください。
特に計算問題が出るときは、数学のように練習問題を多めに解くことをお勧めします。
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社会の学習法
社会は覚えればいいだけの教科ではありません。定期テストでも記述問題や表やグラフを読み取る問題などもよく出題されます。
教科書をしっかり読んで内容を理解し記述問題に対応できるようにしてください。
基本的な定期テストの学習法
教科書や地図、資料集をしっかり読み込む
- 教科書とノートを読み直す。このとき分からない言葉や読めない漢字がないかも確認してください。意味が分かるまで何回も読み直しましょう。
- 地図、表、図など、資料もしっかり確認する。
- 重要な所に線を引いたり、まとめたりする。
- ただしあまりまとめに時間をかけすぎないように。時間が無い場合は市販の暗記用の問題集を購入してください。テスト前に慌てないように、普段から自分でまとめ問題を作ってみることをお勧めします。
覚える教材や問題練習で確認する
- 問題練習をやる。暗記は穴埋め問題などで。記述問題も解けるようにしておきましょう
- 直前に教科書、ノートをもう一度見直す。問題集で解けなかった問題をやり直す 社会のまとめプリントのような形で、穴埋め問題を自分で作ってみましょう
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学習のポイント
社会は基本は暗記ですが、意味も分からず丸暗記してもすぐに忘れてしまいますし、記述問題に対応できません。歴史は時代の背景などをしっかり理解する。地理は場所を地図で確認しながら覚えるようにしてください。
教科書は前日までに何度も読み直すようにしましょう。
その他の教科の学習法
技術・家庭・音楽・美術の4教科も高校受験の内申点を上げるためにしっかり学習しておくことが大切です。
基本的な勉強法は範囲表を確認して教科書、ノートをしっかり見直すことです。プリントが配られている場合は、プリントの内容をチェックしてみてください。
技術4教科の勉強時間は、授業の内容をしっかり覚えている自信があれば、テスト前日の勉強だけでも大丈夫かもしれません。あまりよく分かっていなかった、授業を休んでいたところがあるなど自信がない場合は、早めに教科書やノートなどで一度学習してからテスト直前にもう一度見直すようにしましょう。
問題集などがあまりないので、暗記用のカードを自作する、重要なところを赤字で書いて、赤の下敷きで隠して覚えるなど、自分で内容を覚えられるように工夫してみてください。
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