期テストで高得点を取るには、限られた時間で効率よく学習を進める計画が欠かせません。多くの生徒さんが「何から手をつけていいかわからない」と悩んでしまいがちですが、2週間前からの計画的な取り組みで、確実に成果を上げることができます。
計画を立てる前に、まずは定期テスト前に確認することで目標設定と準備を済ませ、中学1年生 はじめての定期テスト対策で基本的な学習の進め方を確認しておきましょう。
学習範囲の把握と優先順位づけ
まずはテストの範囲表をもとに、次の手順で学習内容を整理してみてください。
範囲の把握と優先順位づけ
- 完全に理解できている単元 → 軽めの復習でOK
- 少し不安がある単元 → 重点的に学習時間を確保
- 全く分からない単元 → 基本問題に絞って取り組む
- どこから、どこまでを覚えるか 復習するかを確認する
- どの時間でどこから、どこまでを勉強するか決める
学でしたら教科書の何ページから何ページまで、問題集の何ページから何ページまでとテスト範囲が決まっていることが多いでしょう。それを10日から1週間くらいで、上手に復習できるような計画を考えなければなりません。
しかし、試験範囲のすべての問題をやり直そうとするとテストまでに終わらなくて計画倒れになりやすくなります。基本問題だけ確実にできるようにする、基本は少なめにして応用だけしっかりやり直す、ほぼ授業で理解できているから、まとめの問題だけやって他教科に力を入れるなど、自分の目標やレベルに合わせて考えてみてください。
必ずやることを書き出しておく

テストの範囲表に提出物が書いてある場合は、絶対に忘れないようにしてください。机の前に大きな字で書いて貼っておいてもいいでしょう。
また、出題される問題などが具体的に示されている場合は、確実にできるようにしなければいけません。例えば、必ず覚えておくことや問題集の問題番号などが範囲表に書かれていることがあります。これらは優先して学習しなければなりません。
教科別のやることリストを作って、先にやることから順番に書き出してみましょう。
↓こちらにある、定期テスト学習チェックシートを使ってみてください。

スマホを使っている場合は提出するものをスマホのチェックリストに書き出して、日付指定しておくこともおすすめします。
週間前から1週間前:準備期間の過ごし方
テスト2週間前くらいから定期テストを意識して勉強していくことが望ましいですが、2週間前の段階では大まかな流れを決め、1週間前になってから日単位の詳細な計画を立てることが成功の鍵です。2週間前から1週間前の時期は、テスト範囲になりそうなところを予習する、できそうなところを確実にできるようにしておくなど、テストの準備に当てていきましょう。
学校を休んでいるなどノートがしっかり取れていないところはないかを確認したり、プリント類を整理して紛失しているものはないかをチェックしておくことも大切です。
部活で忙しく早い時期からあまり学習時間が取れない場合は、部活のない日に重点的に勉強したり、空き時間を上手く利用するなどして、勉強時間を確保するようにしてください。部活動と勉強の両立で悩んでいる生徒さんは、1学期の部活と勉強の両立術も参考にしてください。
1週間前から:日割りの具体的な計画
1週間前になったら、日割りでしっかり計画を立てましょう。
計画表やカレンダーなどに教科書や問題集の何ページから何ページまでをやるか、記入していきます。暗記科目は、単語や漢字を1日何個覚えるかを決めてください。
ただし、1日でやり切れない量を書き込みすぎると時間がなくなって失敗します。数学だったら基本問題だけは必ずやる、英語なら基本英文は暗記するなど、短時間で必ずやり切ることを決めておきましょう。応用問題など時間がかかってできない場合は、予備日を作ってそこでやるような計画を立ててください。
技能4教科を軽視してはいけない
音楽、美術、技術・家庭科、保健体育の4教科は「覚えるだけ」と軽く考えがちですが、実は配点が高い学校も多く、内申点への影響も大きいため要注意です。これらの教科は暗記中心のため、毎日少しずつでも確実に点数アップにつながります。
技能4教科をテスト前日に慌ててやると、他の教科の復習が不完全になってしまいます。1日1教科ずつ、やったところを読み直してみるなど、短時間でいいので計画の中に組み込んでください。
教科ごとの具体的な学習方法については、教科別 定期テストの勉強法で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
範囲表はコピーしておく
定期テストで一番大切なのはテストの範囲表です。
学校や塾に持ち歩いているうちになくしてしまって、直前に慌てて友達に聞いているようでは、定期テストで成功することはできません。
必ずコピーして、自宅の一番よく見えるところに貼っておきましょう。
範囲表をよく見れば、テストに出るところが見えてきます。英語ならこの例文は必ず書けるように、とか数学ならこの問題は必ず解けるようになど書いてあることがあります。
範囲表に書いてあることでできないことがないように計画を立てるようにしましょう。
定期テストの学習計画に役立つシートはこちら

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