中3になってから高校受験を意識して初めて模擬試験を受けるという中学生も多いと思います。
普段のテストは出来ても、慣れない模擬試験を受けたら全然出来なかったという例も少なくはありません。実力テストや模擬テストは習ったところが全部出ることが多いので、テスト勉強はしない生徒さんも多いですが、受ける前に準備することは実はたくさんあります。次の点に注意してください。
★過去問に目を通しておく
テストによって問題の形式などは決まっています。テストの主催者のホームページに問題例が載っていたり、過去問をダウンロード出来るところもあります。
塾や学校で過去問をストックしているところもありますので、過去問がないか確認してみてください。先輩や兄姉が過去に受けている場合は早めに譲ってもらいましょう。
また、公立高校の模試では、公立高校の過去問と同じ形式で出題されます。
事前にどんな問題が出て、自分が出来そうな所はどこか、時間内に解けるかを確認しておきましょう。特に国語での作文や数学での作図、証明などの問題、理科や社会の記述、英語のリスニングや英作文など、必ず出る問題はチェックして対策を立てておきましょう。このとき時間配分も考えてみてください。
★出題範囲をよく見ておく
まだ全ての単元が終わってない時期の模試は、出題範囲が限られていることも多いです。模試の要項をよく見てない生徒さんも多いので、出題範囲をよく見直して、どこを重点的に勉強したら良いか確認しましょう。
★点数をとれるところを復習しておく
今まで習った計算問題のやり方を見直す、理科や社会の重要事項を暗記するなど、1週間くらいで点数をアップする勉強は出来ます。自分が点数をとりやすい所を重点的に復習しましょう。
★場所の確認、体調管理をしっかりする
会場で受ける場合は、事前に場所をしっかり確認して早めに家を出るようにしましょう。会場で受けるのは、本番の入試の練習にもなります。また、前日は無理に勉強しないで、早めに休むようにしてください。
★模試が返ってきたら
最初の頃は思ったように点数がとれなく、結果を見てショックを受ける親御さん、生徒さんが多くなります。しかし偏差値や結果ばかりとらわれていても仕方ありません。また、テストを主催している会社や塾によって、結果にばらつきもあります。
結果よりも内容をよく見直して、ミスしていた所、もう少し頑張れば出来たところはどこかを確認してみましょう。今の自分で後何点アップ出来るかを客観的に知ることが大切です。
また、最初は結果が良くても、テスト範囲が広くなり受験者数が増えてくるにしたがって、だんだん成績が下がってしまうこともあります。点数が良かった場合は、出来なかった所をしっかり見直して、次の目標を決めるようにしましょう。
★どのくらいの間隔で受けるか
9月以降は月に1回くらい受けていくことが理想です。しかし学校行事が忙しかったり、基本的な勉強がおろそかになっている場合は、無理に受けても、結果が悪くてやる気をなくすことにつながりかねません。
公立高校受験の場合は、受験までに最低でも2回受けてみることを目標にしてください。各地域に地元の高校受験に対応した模試がありますので、塾に行ってない場合も、出来るだけ受けるようにしましょう。
例)東京都立高校の受験の場合 都立合格W模擬
*各都道府県の模擬試験の情報は学校や塾に問い合わせたり、インターネットで検索して調べてみてください。
*全国レベルでの実力を知りたい場合
中1から受けることが出来ます。上位校を希望する場合は出来るだけ早めに受験してみてください。。また、高校受験のない中高一貫校生は頻繁に模擬試験を受けて、自分の実力を知ることをおすすめします。
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