模擬試験で実力アップ|中学生が知っておきたい受け方と復習法

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中学3年生になって初めて模擬試験を受けるという生徒さんも多いでしょう。普段の定期テストは良い点数を取れても、慣れない模擬試験では思うような結果が出なかったという例は少なくありません。

模擬試験や実力テストは習った範囲がすべて出題されるため、「テスト勉強はしない」という生徒さんも多いですが、実は受験前にできる準備はたくさんあります。

模擬試験を受ける前にできる準備

過去問を事前に確認しておく

テストによって問題の形式や出題傾向は決まっています。主催者のホームページに問題例が載っていたり、過去問をダウンロードできる場合もあります。塾や学校で過去問を保管しているところもありますので、まずは確認してみてください。

重点的にチェックしておきたい問題

  • 国語の作文問題
  • 数学の作図・証明問題
  • 理科・社会の記述問題
  • 英語のリスニング・英作文

これらの問題は必ず出題されるため、事前に対策を立てておきましょう。また、この段階で時間配分についても考えておくことをおすすめします。

出題範囲を詳しく確認する

まだ全ての単元が終わっていない時期の模擬試験では、出題範囲が限られていることも多くあります。模擬試験の要項をよく確認して、どの分野を重点的に学習すれば良いかを把握しましょう。

短期間で点数アップできる分野を復習する

今まで習った計算問題の解法を見直したり、理科や社会の重要事項を暗記するなど、1週間程度で点数向上が期待できる学習は十分可能です。自分が点数を取りやすい分野を重点的に復習しましょう。

会場確認と体調管理を徹底する

会場で受験する場合は、事前に場所をしっかり確認して、当日は早めに家を出るようにしましょう。また、前日は無理に勉強をせず、早めに休んで体調を整えることが重要です。

模擬試験の結果が返ってきたら

結果に一喜一憂しないようにする

最初の頃は思ったように点数が取れず、結果を見てショックを受ける親御さんや生徒さんが多くなります。しかし、偏差値や順位の数字ばかりにとらわれていても意味がありません。

大切なのは結果の数字よりも、テスト内容をよく見直すことです。間違えた問題の中で、もう少し頑張れば解けた問題はどれかを確認してみましょう。今の自分の実力で、あと何点向上できるかを客観的に知ることが重要です。

成績変動への対応方法

最初は結果が良くても、テスト範囲が広くなり受験者数が増えてくると、だんだん成績が下がってしまうこともあります。模擬試験の成績は上下するものだと理解し、一回一回の結果に過度に反応せず、継続的な学力向上を目指すことが大切です。

模擬試験の受験頻度と活用法

理想的な受験間隔

9月以降は月に1回程度受験していくことが理想的です。公立高校受験の場合は、受験までに最低でも2回は受験することを目標にしてください。

地域別模擬試験の例

  • 東京都立高校受験の場合:都立合格W模擬
  • その他各都道府県の模擬試験情報は、学校や塾に問い合わせて調べることができます

全国レベルでの実力測定

全国レベルでの実力を知りたい場合は、以下のような模擬試験があります。

主要な全国模擬試験

東進 全国統一中学生テスト 

  • 東進が年2回無料で実施している全国模試。難易度(基礎・標準・難関)ごとに時間を区切って学力を精密測定する、東進ならではのテストで、全国レベルで自分の位置と学力を確認できます。

河合塾 中3学力測定模試 

  • 河合塾が実施している模擬試験で、難関高校や難関大学への合格をめざして、さまざまな中学校のトップクラスの生徒が受験しています 

SAPIX公開模試

  •  SAPIXの公開模試は、最新の入試動向を反映し、徹底した問題分析のもとに作られたオリジナルの問題です。知識量や思考力を測り、合格に向けた学習指針を示します 

駿台中学生テスト 

  • 難易度を高めに設定した標準的な学習進度のテストで、近年の入試問題の傾向をとらえた実践的な問題です。各教科の詳細な成績分析により、全国の受験生の中で自分の学力を正確に把握することができます 

これらの模擬試験は中学1年生から受験することができます。上位校を希望する場合は、できるだけ早めに受験してみてください。

まとめ

模擬試験は単なる実力測定の場ではなく、高校受験成功のための重要な準備機会です。事前の準備をしっかり行い、結果を冷静に分析して次の学習に活かすことで、確実に実力向上につなげることができます。

模擬試験活用の重要ポイント

  1. 事前準備を怠らない:過去問確認、出題範囲の把握、短期復習
  2. 結果を正しく理解する:数字に惑わされず内容を重視
  3. 継続的な受験:月1回程度の定期受験で実力の変化を把握
  4. 地域と全国の両方で実力測定:志望校に応じた適切な模擬試験選択

模擬試験を効果的に活用して、志望校合格に向けた確実な実力向上を目指しましょう。

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