冬休みは期間が短く、年末年始が入るためなかなか勉強に身が入らなくなります。塾で環境を変えて勉強に集中することは悪いことではありません。
しかし、冬休みは短いので、あらかじめしっかり勉強する目標を決めていないと、塾に行っただけで何も身に付かなかったということも多くあります。
塾の冬期講習を利用する場合は、あらかじめ塾でやる単元をしっかり把握していないと、せっかくクリスマスや年末年始の行事を我慢して塾に行っても、成果が上がらないことになってしまいます。
塾の冬期講習に申し込む前に次のことを確認してみてください。
冬休みにやるべきことをリストアップする
まずは、冬休みにやらなければならない学習を書き出してください。
学校の宿題の他に、復習したいところ、覚えたいことを教科別に書き出してみましょう。
書き出してみると、やることは結構たくさんあると思いますが冬休みはそれほど長くありません。どこまで塾で学習出来るか、自宅でどのくらいやれるかを考えてみましょう。
受験直前の場合は、どの教科が一番伸ばせるかを考えてみてください。基礎から見直した方がいいのか、過去問をひたすらやった方がいいのかで、冬期講習を受ける意味が違ってきます。また、学校の復習をする場合は、どこから復習出来るのかも塾に確認しましょう。
冬期講習の内容が演習型か基礎重視かを確認する
学習の基本が出来ている場合(学校のテストで8割から9割以上は余裕で取れるレベル)でしたら、演習中心の学習で大丈夫です。
しかし、基礎が抜けている場合は、集団授業だとやるべき基礎部分の復習が十分出来なくなることもあります。学校の授業内容を十分理解出来ていない場合は教科書レベルの内容を確認出来るカリキュラムになっているかを確認してください。
受験生の場合は、志望校に合わせて基礎レベルの問題が出来ればいいのか、応用問題をしっかりやりたいのかで、授業内容を選ぶ必要があります。
志望校にあった授業が受けられるか
基本的な問題が中心の試験である公立高校志望でしたら、集団塾でも入試問題に即した授業を受けることは可能です。しかし、私立高校や独自の入試問題を利用している公立高校を志望する場合は学校ごとに出題形式が違いますので個別の対策が必要になります。過去問演習や志望校対策がしっかり出来る時間があるかを考えてみてください。
また、個別の課題にどのくらい対応してくれるかも、確認する必要があるでしょう。
受けたい単元や科目だけにする
受験生だと、塾にすすめられるまま全教科受講してしまいがちです。しかし、実際に試験で出ない分野や、自宅で出来るような教科まで塾で受講していると時間の無駄になってしまいます。理科や社会は基礎レベルに自信があれば、特に塾で学習する必要がない場合も多いでしょう。
また、集団授業の場合志望校に必要のない内容のカリキュラムが組まれていることもあります。何が必要なのかをよく自分で考えて出席する授業を選ぶようにすることも大切です。
いずれにせよ、全て塾任せにせず、塾の担当者とよく話し合って塾を上手く利用することが大切です。
→冬休みの計画表やカレンダーはこちらでダウンロード出来ますおすすめ
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