公民という教科で何を学ぶ?
中学3年生の社会では「公民」という教科を学習します。公民では政治・経済・社会全般について学ぶことになります。
現代社会の暮らしのしくみ、政治や経済のしくみなど、生活する上で知っていなければならない内容も含まれています。
普段から新聞やテレビのニュースなどで社会や政治、経済のニュースなどに関心を持ち、知識として身についていれば、暗記することはごくわずかになります。
つまり、もともと知っていることが多ければ多いほど、必死で勉強しなくてもテストで点数が取れる教科なのです。
しかし、教科書の用語を丸暗記しているだけでは、知識として身につくことはありません。
まずは教科書を見て、自分が身近に感じる問題はないか探してみてください。
- 病院に行くと健康保険証を使っているけど、これはどういうシステムなのか?
- 消費税ってどういうものか?他にどんな税金があって、両親はどうやって納めているのか?
- 祖父母など身近な人で介護保険制度を使っている人がいないか。
- 選挙のポスターが貼ってあるけど、どういう選挙なのか?
- ゴミを収集するお金はどこから出るのか?
- アメリカは大統領がいるけど、日本には総理大臣はいるが大統領はいない。政治のしくみはどう違うのか?
公民という教科で身近なテーマやニュースでよく見る用語やテーマをいろいろ学ぶことが出来ます。今生活している中で必要な知識も多いので、歴史などよりも具体的に役立つと感じることも多いでしょう。
まずは学ぶことを楽しむ姿勢が大切です。
教科書での学習のしかた
公民の学習法は教科書をしっかり読むことが基本です。
テストや高校入試では教科書に書かれていることが出題されますから、教科書の内容を理解して覚えればいいだけなのです。
社会が得意な人は、数回教科書を読めば覚えてしまうことが多いと思います。知っていることが多ければ多いほど、教科書を読んで確認すればテスト勉強が終わってしまうからです。
テスト範囲の内容がある程度分かっていれば、テスト前に覚えておかなければならないこと(細かい数字など)をチェックしていくようにしてください。
教科書を読んでもよく分からない場合
教科書を何回読んでもよく分からない、覚えられないという場合は、教科書に書かれていることが難しすぎて理解出来ていないことになります。
教科書の太字の部分だけひたすら丸暗記していても、言葉の意味が分かっていなければ、テストのたびに何度も覚え直さなければならないので、無駄になってしまいます。
例えば三権分立の表を埋めるときに「弾劾裁判」という言葉だけ丸暗記していて、表を埋める問題は出来ても、弾劾裁判って何?ということを理解していないと、他の問題になったときに解けなくなりますし、すぐに忘れてしまいます。
また、公民では難しい言葉を使われることが多いです。「違憲立法審査権」とか「公共の福祉」とか言われてもすぐ意味が分からないかもしれません。意味が分からない言葉を丸暗記するのではなく、言葉の意味を自分で分かりやすく言い換えることが出来るようにしてから覚えることをおすすめします。
難しい部分は、学校の先生の説明をよく聞く、先生や友人などに説明してもらう、自分でインターネットなどで調べるなど、根気よく理解していくしかありません。
ちんぷんかんぷんでとっつきにくい場合は、市販の参考書など、説明が分かりやすいものを補助教材として選んでみましょう。
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↓もっと分かりやすいものを探す場合は下記のような学習漫画を読んでみてください。
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時事問題対策で新聞も読んだ方が良い
最近の入試では時事問題やそれに関する記述問題も多く出題されます。
時事問題から公民の知識を問う総合問題という形式も多いので、中3になったら出来るだけ新聞を読んだりテレビのニュース番組を見るなど、意識をする必要があります。
下記の中高生向けの新聞ですと、週1の発行なので無理なく読むことが出来ます。
自分の覚え方で身につける
教科書の内容を理解することが大前提ですが、テスト前はやはりしっかり覚えていくことが必要となります。
問題集を解いたり、暗記カードを使ったりして、しっかり学習した内容を身につけてください。
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最近はパソコンやスマートフォンのアプリなどでも暗記することが出来ます。
自分が一番覚えやすい方法で学習するようにしましょう。