中学2年生の数学で学習する「文字式の利用」の中でも、特に「式による説明」に苦手意識を持つ生徒さんは多いのではないでしょうか。「なぜ文字を使うの?」「どうやって式を作ればいいの?」といった疑問を持つ生徒さんに向けて、基本から分かりやすく説明していきます。
文字式による説明とは?
数の性質を文字を使って一般的に説明する方法です。
例:「偶数同士を足すと偶数になる」
2+4=6、8+10=18のような個別例ではなく、文字を使ってすべての場合で成り立つことを説明します。
解き方の基本
1:文字を定義する
「nを整数とする」など、使う文字を明確にする → これを書かないと減点対象!
2:数を文字で表す
説明したい数を適切な文字式で表現する → ここが最重要ポイント
3:式を計算・変形する
文字式を使って計算や変形を行う
4:結論を述べる
「したがって~」「よって~」で結論を明確に書く
具体的な問題の解き方
問題:連続する2つの整数の和は奇数になることを説明しなさい
解答例:
nを整数とする
連続する2つの整数は n、n+1 と表せる
n + (n+1) = 2n + 1
nは整数なので2nは偶数、よって2n+1は奇数である
生徒さんがよく間違うポイント
- ❌ 文字の定義を書かない
- ❌ 計算過程を省略しすぎる
- ❌ 結論の理由を説明しない
成績アップのコツ
数の表現方法をマスターするようにする
文字式による説明で最も大切なのは、様々な数を正しく文字で表現することです。以下の基本パターンを覚えましょう:
- 偶数・奇数の表し方
- 連続する数の表し方
- 倍数の表し方
- 2桁・3桁の数の表し方
これらの基本パターンを覚えれば、どんな問題でも対応できます。
具体的な問題パターンと練習問題プリント
文字式による説明の練習問題プリントと詳しい解説はこちら:
*PDFの練習問題をダウンロードできます。

文字式による説明
文字式による証明の練習問題プリントです。苦手な人も多いようですが、基本的な式の表し方、証明の流れをしっかりおさえていけば、それほど難しくありません。問題を解きながら解き方を身につけてていくようにしましょう。学習のポイント文字式による説明では...
- 基本的な表現方法の一覧
- 段階別の練習問題
- 詳しい解答・解説付き
基本をしっかり身につければ、文字式による説明をマスターすることができます。
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