参考書や問題集の数は増やしすぎない方がいい
市販や通販で問題集・参考書はたくさん売られています。これらを有効に使えば効果も上がるでしょう。しかし、問題集や参考書はたくさんあるのに、全然使っていないままになっている生徒さんをよく見かけます。これでは、やってないというプレッシャーばかりたまって、余計にやる気をなくしてしまうことに繋がりかねません。
まずは以下の点を考えて問題集、参考書を買って欲しいと思います。
目的や自分に必要なものを考えてみる
まず、各教科の学習法や、どこが苦手か。教科書や学校で使っている問題集などだけで十分勉強出来ているかを一度見直してみましょう。
基礎事項が分からなくなっている場合
学校の勉強が分からない、塾の内容についていけないという場合は、教科書ガイドや漫画で基本の解説をしているよう「解説中心」の参考書を選んでください。解説を読んで簡単な練習問題をやってみるという形式のものを選ぶといいでしょう。
毎日30分以内でこなせる量のものを、少しずつ出来るようにしていくことが大切です。
文章を読んでいても良くわからない場合は、図や表が多いもの、漫画などで分かりやすく解説しているものを探してみると良いでしょう。
定期テスト対策や普段の予習・復習には教科書に対応している方がいい
普段の学習や学校のテスト対策には、教科書に対応している問題集などを選びましょう。
国語や英語は教科書の文章に対応しているものが特に必要になります。
学校で使っている指定の問題集がある場合は、そちらをしっかり勉強することが基本です。問題練習が足りないと思う場合は市販の問題集を購入してください。
受験勉強には、分かりやすいものを選ぶ
高校入試の学習のために参考書や問題集を選ぶ場合は、自分が使いやすいものを選んでください。
特に苦手な教科では、「分かりやすい」解説があるものを選んで復習してください。
学習目的別おすすめ教材タイプ
暗記が苦手、なかなか覚えきれない場合
英単語や理科・社会の暗記などが苦手な場合は、暗記に特化した小さめの参考書などを使いましょう。語呂合わせがあるもの、カードになっているものなど、いろいろありますので、取り組みやすそうなものを選んで下さい。
苦手な場合は、CDやDVD付きのものやゲームになっている教材を選ぶと、楽しみながら学習することが出来ます。
寝る前の短時間で学習可能で、要点がまとまっているので暗記しやすい教材や、音楽や映像で楽しく覚えられる教材も効果的です。中学歴史の重要項目が歌詞や映像にちりばめられた教材などは、苦手なところから始めると学習が楽しくなるかもしれません。
作文、記述問題などの対策が必要な場合
推薦入試で作文が必要になることも多くなっています。また、記述問題が多い学校を受験する場合も、今のうちから少しずつ練習しておく必要があるでしょう。
作文や記述は、それに特化したテキストを選んで1冊やり切ることをおすすめします。
問題練習が不足している場合
学校や塾で使っているものがあれば、まずはそれを完璧にやるようにしてください。問題練習は同じものを2回以上繰り返した方が良いと思います。それで足りない場合のみ、新たに購入すれば良いと思います。
基本的には教科書や学校準拠の問題集、ドリルを繰り返しやるようにしてください。それで物足りない場合や、難関校の受験を目指す場合は、高レベルの問題集もたくさん売られていますので、挑戦してみましょう。
おすすめ教材例
基礎固めにおすすめ
「中学○○をひとつひとつわかりやすく」シリーズ 解説が非常に分かりやすく、基礎から丁寧に学べる参考書です。各単元が見開き2ページで構成されており、無理なく進められます。
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教科書対応におすすめ
「中学教科書ワーク」シリーズ 各教科書会社に対応した問題集で、定期テスト対策に最適です。教科書の内容に沿って学習できるため、学校の授業の復習に効果的です。
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暗記におすすめ
「寝る前5分暗記ブック」シリーズ コンパクトなサイズで持ち運びやすく、短時間で重要事項を確認できます。就寝前の学習習慣づくりにも役立ちます。
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まとめ
問題集や参考書を選ぶ際は、まず自分の学習目的を明確にすることが大切です。たくさん買うよりも、選んだ教材を確実にやり切ることが学力向上への近道です。
迷った時は、学校の先生や塾の先生に相談してみるのも良いでしょう。自分に合った教材を見つけて、効率的な学習を進めてください。
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